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≪「悪戸いも」　このネーミングは・・そして出会い≫

悪戸という地名は、縄文語（アイヌ語）のアクツ＝川沿いの低い土地という意味らしく、かつては川や沼地などの低湿地だった地域だったことをさし　地名の由来はここにあるようです。その名の通り近くには川が流れ、その地区独特の土壌、砂地という特殊な風土がこの芋をつくりだしています。また朝もやがたち　しっとりと葉をつつみこむのもこの地区ならでは。調理の際やわらかくなるのに時間がかからないのも特徴です。

≪あらためまして　「悪戸いも」とは≫
山形の一部の地域に昔から伝わり優れた郷土の食材として親しまれてきた野菜で，地域で品種系統が維持されてきた“伝統野菜”です。一度は途絶えてしまったと思われていた品種ですが　わずかにのこる数件の農家だけが伝統の種芋をつかい育ててきました。栽培管理の難しさ，種子の入手が困難なこと，山形で一番の需要期いも煮の時期より遅い収穫であることなどから　つくる人が減少　生産量が極めて少ないもの。しかし 食味のよさから希少野菜としていまふたたび脚光を浴びている幻のさと芋なのです。

≪毎日たべてもあきがこないさと芋≫
悪戸いもは　しつこさがない　ほんとうにおいしい里芋。芋ぎらいの人でも　召しあがれるのではと思う。
ほくほくという表現は違う。　
とろりととろけるようで　あまりおなかにずっしりと負担にならない。　
私自身あまり芋好きではなかったのですが　この里芋は違う。毎日食べたい。おかわりして食べたい絶品。
いつもの家庭料理が　この芋のおかげで　料亭の味にかわる感じです。

「食べるということ」に改めて　感動と喜びを感じるくらい強烈な出会いでした。
過言でも　着色した話でもなく　ホントにそのように感じていただけるのではと思っている。
山形では　なんといっても　芋煮にして食べるのがなによりおいしいとおもっているが、味噌汁でもなんでも
もちろんおいしい。各地域の料理でお試しいただきたい。シンプルな調理方で芋そのものを味わっていただきたい。＊あたたかい汁物が　そのおいしさを感じられると思います。

≪ぜひおススメの山形のいも煮（内陸版）≫
この時期山形の　風物詩となっている　川原でのいも煮会。家庭の食卓にも何度となく登場します。「 今年何回いも煮したは〜？（山形内陸弁）　」こんな言葉が　この時期の山形県民のあいさつ代わりになるほど・・・。牛肉で醤油ベースの味つけが内陸版ですが、お芋といっしょに　このおすすめレシピをおつけいたします。

まずは　いちどぜひ　お試しいただいたいです。